薄着の季節には正しい紫外線対策を 夏のスキンケアと足元のトラブル対策

今が肝心!紫外線対策

1年中降り注いでいる紫外線ですが、実は5月から6月がピーク。季節の変わり目の敏感なお肌では シミ、シワだけでなく、日光湿疹などのトラブルにつながる可能性も。

紫外線とは?

紫外線(Ultra Violet ; UV)は、目には見えませんが太陽光の中のひとつで、その約6%を占めています。
更に波長の長さによって、A波(UV-A)、B波(UV-B)、C波(UV-C)に分けられますが、オゾン層を通過し地表に届くのは、UV-AとUV-Bの一部です。

曇りや雨の日でも、少ないながら降り注いでいます。また直射日光だけでなく、地面や水面、冬場では雪による反射にも注意が必要です。

紫外線がお肌に及ぼすダメージ

(1) UV-A

波長が長く、その半分近くは真皮層にまで届き、お肌を黒くさせる色素沈着(サンタン)を起こします。また、長期的な影響としては、お肌の弾力に関わる弾性線維や、膠原線維にダメージを与え、シワやたるみなどの肌老化を引き起こします。

(2) UV-B

波長が短いので真皮までは到達せず、浴びた直後から表皮に作用して、お肌が赤くなる炎症(サンバーン)を起こし、しみ、ソバカス、またはお肌の乾燥の原因となります。

紫外線対策グッズ

(1) 日焼け止め

~選び方~

日焼け止めの強さは、SPFやPAという数値で表されます。

*SPF(Sun Protection Factor)とは、 主にUV-Bを何倍防ぐことが出来るかを表します。
何も塗らない時に20分で皮膚が赤くなり始める場合、SPF25の日焼け止めは20分×25=500分(約8時間)まで、皮膚が赤くなるのを防ぐことが出来ます。

*PA (Protection grade of UV-A)とは、UV-Aをどれくらい防止出来るかの指標です。
PA+ 効果あり (UV-Aカット値; 2以上4未満)
PA++ かなり効果あり (UV-Aカット値; 4以上8未満)
PA+++ 非常に効果あり (UV-Aカット値; 8以上16未満)
PA++++ 非常に効果あり (UV-Aカット値; 16以上)

おおよその目安として、日常生活ではSPF30、PA++程度、屋外での活動・スポーツの時にはSPF50、PA+++程度を選ぶと良いと言われていますが、数値が大きければ安心というものではありません。お肌への負担や、塗りムラ、こすれ、汗によって落ちてしまうこともあります。過信し過ぎず、他のグッズによる対策も併用しましょう。
特に敏感肌の方は、皮膚科専門医に相談の上、選ぶことをお勧めします。

~塗り方~

日焼け止めは、ムラなく、そしてこまめに塗り直すことが大切です。
顔の場合、パール大1個分を手に取り、数カ所(額、両頬、鼻、顎など)に置き、指の腹を使って優しく伸ばします。これをもう一度繰り返します。

(2) 日傘、長袖、手袋

なるべく黒っぽいものを選ぶと、更に紫外線を通しにくくなります。

(3) 帽子、サングラス

帽子で約20%、UVカット機能付きサングラスでは、約90%の紫外線を防ぎ、目を守ることが出来ると言われています。

夏場は十分な紫外線対策をしている方でも、まだ肌寒いこの季節はついうっかり…ということがあります。
お困りのことがありましたら、皮膚科にご相談ください。

今こそしっかり治そう、水虫

日本人の5人に1人は水虫にかかっていると言われています。痒くないから、夏を過ぎると良くなるから…と放置しておくと、しだいに治りにくくなり、また他の人に感染させてしまうことも。

水虫とは?

白癬菌という真菌(カビ)が、皮膚の角質層や爪に寄生することで生じます。
足では、足白癬と爪白癬があります。
症状が似ていても、他の皮膚疾患の場合もあるので、 皮膚科専門医を受診し顕微鏡検査を行うのが望ましいです。

顕微鏡検査では数珠状の光った構造物が見られます

(1) 足白癬

趾間型

足趾間(ゆびの間)に出来やすく、じゅくじゅくして白くふやけたり水疱が出来て、皮が剥けます。むずかゆくなることもあります。

小水疱型

足趾(足のゆび)や足趾間、足底などに赤みを伴う小水疱が出来るタイプの水虫です。かゆみが強いのが特徴です。

角質増殖型

踵(かかと)を中心に、足底の皮膚が硬くなり、乾燥するタイプの水虫です。痒みは少ないですが、治療に時間がかかることが多いです。

(2) 爪白癬

爪表面が白濁または黄色から褐色に変色し、厚く盛り上がります。やがて爪そのものが脆くなり、砕けてしまうこともあります。
因みに第5趾(小ゆび)の爪などは、靴による圧迫やぶつけるなどの刺激で白濁する場合や、カンジダという他の真菌感染症の場合もあるので、皮膚科専門医の診察を受けるのが望ましいです。

水虫の原因と治療、予防

原因

素足で歩くなど、菌と接触するのが原因です。
白癬菌は、感染力は弱くとも高温多湿、汗や汚れが残る皮膚を好み、皮膚から剥がれ落ちた角質の中でも、半年以上生き延びると言われています。

治療

抗真菌薬の外用。足白癬では3ヵ月程度、爪白癬では内服薬も併用し、短くても半年〜1年程度は治療が必要です。

予防

不特定多数の人が素足で歩く場所(温泉施設、スポーツクラブ、飲食店の座敷など)では、靴下を着用するようにします。(5本指靴下は、汗取りにもなってお勧めです。)難しい場合は、なるべく早く足をしっかり洗いましょう。
家族間では、バスマットとスリッパは分けて使用し、こまめに清潔にしましょう。

爪の切り方・整え方

深爪は、巻き爪や陥入爪の原因となる他、趾先の乾燥、角化などにもつながります。
爪の角は切らずに、やや長めのスクエアに整えましょう。やすりを使って微調整するのがおすすめです。